東洋医学では、太陽や月の動き、季節に合わせて生活するのが最善の健康法と考えられています。季節に合った養生で、心と身体を整えましょう。
二十四節気では、11月22日頃から12月6日頃までを「小雪 (しょうせつ)」といいます。雪が降りはじめる頃で、本格的な冬の始まりです。
小雪からは陽の光が弱くなり、空気も乾燥してきます。太陽の光が弱くなる、つまり陽気が少なくなっているということです。地中に陽気が入るので、動物は暖かい地面の中で冬眠に入ります。これを「人」に置き換えた場合、「腎」が体の陽気を奥深くにしまい、生命エネルギーをとどめておいて、冬の寒さから身を守ります。この時期は、エネルギーを温存するために活動量を落とし、それに伴い食事量もいつもよりは少なくするようにしていきたいですね。