寒さも本格的となり、食の養生からも「食べる物」そして「食べ方」の工夫も大切になっていきます。食事量を少しずつ落とし、胃への負担を少なくしていきます。今回のメニューは、冬に旺盛となる「腎」を補いながら、「腎」に密接に関わる肺も整えてくれる食材を選びました。干し椎茸と貝柱の旨味をしっかりと楽しめ、また、もち米なので少量でも満足感の味わえる一品です。
薬膳的効能
- 黒米
- 腎をの働きを補うとともに、倦怠感や老年性の目のかすみへの効能があります。
- 干し椎茸
- 益腎 (えきじん) と言い、腎の機能を高めてくれます。
- 松の実
- 肺や腸を潤すとともに、腎の働きも補い、老化や髪、肌のパサつきにも効果があります。
材料
- 干し椎茸
- 5g
- 貝柱缶
- 1缶
- もち米
- 2合
- 黒米
- 大さじ2
- しょうが (みじん切り)
- 少々
- 酒
- 大さじ1
- 醤油糀または醤油
- 大さじ1
- みりん
- 大さじ1
- 塩
- 小さじ1/2
- 黒いりごま
- 適量
作り方
- 干し椎茸を水200mlに浸し戻しておく。戻し汁は取っておく。(下準備)
- 黒米ともち米を洗い、ザルで10分程度水を切り置いておく。
- 戻した干し椎茸は薄切りにしておく。
- 炊飯器に 2., 3. の材料としょうが、貝柱を汁ごと、調味料を入れる。
- 4. に戻し汁を入れ、白米を炊く時と同じように炊き、器に盛りつけ、黒いりごまを振って完成。