季節の養生法 「穀雨」

穀雨

東洋医学では、太陽や月の動き、季節に合わせて生活するのが最善の健康法と考えられています。季節に合った養生で、心と身体を整えましょう。

穀雨とは

二十四節気では、4月19日頃から5月4日頃までを「穀雨 (こくう)」といいます。春季の最後の節です。春雨が百穀を潤すことから名づけられ、種まきの好期を知らせます。自然界は夏に入っていきますので、雨が降ると言っても日に日に暖かくなります。

穀雨の養生法

雨が少し多くなりますので、髪や衣類を濡れたままにしておいたり、水分摂取量が多くなれば「湿 (しつ/湿気)」により体調を崩しやすくなりますので注意してください。

春の土用

5月4日までは、春の土用です。土用では、「脾胃 (ひい/胃腸)」の働きが高まり、春に働いていた「肝 (かん)」にエネルギーを与え、疲れている「肝」の臓を養います。「脾胃」の力は高まりますが、満腹に食べることは注意してください。「脾胃」の力は高まるのは「肝」に栄養を送るためです。いつもより食養生には注意してください。

薬膳編

沖縄風ヨモギの炊き込みご飯

おすすめ薬膳レシピは「沖縄風ヨモギの炊き込みご飯」。胃腸トラブルを起こしやすいこの時期にぴったりのメニューです。

ヨガ編

ゲッコーのポーズ

おすすめインヨガポーズは「ゲッコー」。股関節まわりをしっかり開いてくれ、春の「発散」というテーマにもおすすめです。