東洋医学では、太陽や月の動き、季節に合わせて生活するのが最善の健康法と考えられています。季節に合った養生で、心と身体を整えましょう。
二十四節気では、9月7日頃から9月22日頃までを「白露 (はくろ)」といいます。秋が深まり草花に露がつきはじめる頃。つまり、陽気が減り陰気が相対的に増えていることを示します。ですが、まだ陽気の方が陰気より少し多めの季節です。
秋には肺の蔵 (臓器としての肺) の働きが活発になります。秋の養生は肺の働きを妨げないことです。肺は主に「気」をつかさどりますので気の循環を良くしておかないといけません。いつもより呼吸を意識的に深くするように意識してください。また、肺は冷たいものに弱いので、残暑が残る季節ですが、冷飲食には気をつけましょう。