「ナーディシュッディ」 インヨガポーズ

ナーディシュッディ

今回おすすめのインヨガは、「ナーディシュッディ」という呼吸法 (アヌローマ・ヴィローマ調気法)。右の鼻孔は太陽 (陽/交感神経)、左の鼻孔は月 (陰/副交感神経) のエネルギーを司り、片鼻づつ交互に呼吸を繰り返すことによって気道を浄化してくれたり、不安定になりやすい心身のバランスや神経系を調えてくれます。朝昼晩どんな場面でも取り入れやすい呼吸法です。

  1. 安定する姿勢に座り、右手で人差し指と中指を折り曲げるナシカムドラーという手の印をつくる。 (※親指で右の鼻孔を、薬指で左の鼻孔を開け閉めしてゆく)
  2. まず右の鼻孔を親指で閉じ、左の鼻孔から吸う。吸いきったら左の鼻孔を薬指で閉じ、右の鼻孔から吐き出す。
  3. 反対側も同じ要領で、右の鼻孔から吸って左の鼻孔から吐き出す。 (左から吸って右から吐く、右から吸って左から吐くの流れが1セット)
  4. 息苦しくない程度のリズムで繰り返す。 (最初は5秒かけて吸って5秒かけて吐く…くらいを目安に)
  5. 最後は左の鼻孔から吐く息で終わる。呼吸法を終えた後、自然と落ち着いている呼吸に身を委ねてリラックス。

※ 20セット以上やると良いとも言われていますが、無理のない程度に行って下さい。

呼吸法はヨガでは「プラーナヤーマ」と呼ばれ、呼吸を深めたり調えてくれるだけでなく、「プラーナ」という「氣」を調えるとも言われます。呼吸法を終えた後の感覚や、日々続けていく中でのご自分のコンディションなど観察しながら、生活と照らし合わせて、取り入れてみて下さい。