身体も少しずつ「お休み状態」となる冬は、生命エネルギーを蓄える「腎」のはたらきが旺盛になります。食材も、この腎を補いつつ、胃への負担が少ない消化の良いものを選びました。優しいお出汁の風味で、心も身体もやさしく包み込んでくれる一品です。
薬膳的効能
- 山芋
- 固腎 (こじん) と言い、腎の「生命エネルギーをとどめておく力」をサポートするとともに、気を補い、胃も和やかにしてくれます。
- 椎茸
- 胃腸を補い、気力をつけてくれます。
- ひじき
- 血液を補う効能とともに、むくみや不眠、白髪などにも効果があります。
材料
- 木綿豆腐
- 1丁
- 山芋
- 大さじ1 (すりおろし)
- しいたけ
- 2個
- ひじき
- 適量
- お好みの出汁
- 200cc
- 塩糀
- 小さじ1
- 米粉
- 適量
- 片栗粉
- 適量
作り方
- 水切りしておいた木綿豆腐をつぶし、塩糀と合わせる。
- つぶした豆腐に、ひじき、しいたけ、山芋のすりおろしを加え、しっかり混ぜ合わせる。
- 2. を丸く成形し、米粉を全体にまぶす。
- 3. を揚げ油に入れ、周りが固まりこんがりしてきたらひっくり返し、全体を揚げる。
- 出汁に片栗粉でとろみをつけ、あんを作る。
- 揚げたてのがんもどきに、5. のあんをかけて完成。