今回のメニューは、おせち料理で余りがちな「黒豆」と甘酒を使って簡単に作れるおやつ。黒豆は冬に補いたい「腎 (じん)」に対して効能があり、甘酒は「脾胃 (ひい)」を補ってくれます。黒豆の煮汁と甘酒を使うことで、少量の砂糖でもやさしい甘さを味わえます。年末年始で疲れた胃にもやさしく、簡単に作って食べられるので、朝ごはんとしてもおすすめの一品です。
薬膳的効能
- 黒豆
- 腎を補うとともに免疫力も高め、高い利水効果で急性の浮腫み症状への解消も期待できます。
- 甘酒 (米糀と水だけで作られたもの)
- 脾胃を補い、経絡を温め、身体の潤いを与えてくれます。腸内環境を整えてくれるので、胃腸の疲れからくる疲労感へも効能があります。
材料
- 米粉または薄力粉
- 100g
- ベーキングパウダー
- 5g
- きび糖
- 20g
- 黒豆
- 75g
- 黒豆の煮汁
- 大さじ4
- 卵
- 1個
- 甘酒または豆乳
- 30ml
- 菜種油
- 10ml
作り方
- 米粉とベーキングパウダー、きび糖をボウルに入れ、全体をしっかり混ぜ合わせる。
- 卵と菜種油、黒豆の煮汁、甘酒を入れ、粉っぽさがなくなるまで混ぜる。
- 黒豆を入れ、生地が黒豆全体になじむように混ぜ合わせたら、めいめいの器へ、器の3分の2ほどの量を入れる。
- しっかり温めた蒸籠、または蒸し器へ入れ、中火で約15分~20分程度蒸す。
- しっかり膨らんだら、竹串などで中央を刺し、生地が串についてこなければ完成。