今回の薬膳メニューは、手作りマスタードです。甘糀 (甘酒) を入れることで、寝かす程にまろやかになります。レモンやお酢のさわやかな酸味が、春に旺盛となる「肝 (かん)」へと働きかけ、発散のサポートをしてくれます。市販のマスタードでは辛みが物足りない方や、保存料が気になるという方へもおすすめです。
薬膳的効能
- マスタードシード
(洋からし) - 身体を温め、胃の調子を整えます。痰の分泌を改善し、肺を温め、咳を和らげます。
- 甘糀
(米糀と水を糖化したもの) - 経絡を温め、胃腸を整えます。気力を補い、身体の潤いを助けます。
- レモン
- 食欲不振や口の渇き、疲労にも効果的。身体の余分な熱を冷ましてくれます。
材料
- イエローマスタードシード (粒)
- 大さじ2
- ブラウンマスタードシード (粒)
- 大さじ1
- お好みのビネガー
- 大さじ2
- レモン汁
- 大さじ1
- 塩
- 小さじ1/3
- 甘糀 (砂糖)
- 小さじ2 (小さじ1/2)
作り方
- 粒マスタードを3時間から一晩、ひたひたの水に浸ける。
- スタードの水気を取り、スプーンの背やミルなどで粒が残る程度つぶす。
- 調味料を全て加えて混ぜる。甘さや酸味、ゆるさを見て、お好みでビネガー、甘みを足し調整する。
※ 冷蔵庫で1ヶ月程度の保存可能