今回のメニューは、寒い朝にもぴったりな一品。腎を補い、ほんわか身体を温め、気を巡らせてくれる、優しい味わいのスープです。ゆりねは、百合 (びゃくごう) とも呼ばれ、イライラなど気持ちを落ち着かせてくれる生薬として用いられています。腎も補い、胃を和やかにしてくれるカリフラワーと合わせました。塩糀を入れることで、次の日もおいしくいただけます。たっぷり作り、朝に温めなおして食べていただきたい「冬のスープ」です。
薬膳的効能
- カリフラワー
- 腎を補い、胃を和やかに整えてくれます。疲労、耳鳴りにも効能があります。
- ゆりね
- 肺を潤し、心を落ち着けてくれます。不眠や多夢、胃もたれに効能があります。
- 長ねぎ
- 身体の冷え症状に高い効能があります。
材料
- カリフラワー
- 50g
- ゆりね
- 50g
- 米
- 大さじ1
- オリーブオイル
- 大さじ1
- 出汁またはお好みのスープ
- 1.5カップ
- 豆乳
- 0.5カップ
- 塩糀
- 少々
- ねぎ油 (※)
- 適量
作り方
- カリフラワーは小房に切り、ゆりねは一枚ずつはがして洗う。
- 鍋にオリーブオイルをひき、1. と米を炒める。
- 出汁またはスープを加え、15分程度煮る。
- 具材が柔らかくなったら火を止め、豆乳、塩糀を加えて、ハンドミキサーにかける。
- 器に注ぎ、ねぎ油をねぎごと少し垂らしたら完成。
※ ねぎ油の作り方:長ねぎ1本を小口切りにし、小さめのフライパンに米油または菜種油1カップを入れ、ねぎがカリカリになるまで弱火で揚げる。密閉容器に入れて、冷蔵庫で保存。